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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
マンハッタン【まんはったん】
- ウォール街、ブロードウェイ、セントラルパークなどがあり、高層ビルが立ち並ぶ摩天楼としても有名なニューヨークの中心マンハッタン島。現在、ここの地価がいくらなのかは想像もつかないが、一七世紀、先住民からオランダ人入植者が買った値段は、わずか二五ドルだったといわれる。一七世紀、オランダ人はマンハッタン島南端に植民都市ニューアムステルダムを建設した。ビーバーの毛皮の交易基地であった。オランダ人の商人は、もっと大規模な交易基地にしたいと考え、そこに住んでいた先住民に土地を譲るようにに交渉をはじめた。このとき、オランダ人が提示したのが、二五ドル相当にあたる六〇ギルダー分のガラス玉や小物といった雑貨品だった。そして一六二六年、わずかこれだけの物資と交換で、マンハッタン島は買い取られてしまったのだ。もっとも、当時の六〇ギルダーは、植民地総督の半年分の給与とほぼ同額というから、いまの二五ドルとは価値がまったく異なる。とはいえ、マンハッタンのような経済の中心地が、総督とはいえ一人の高級官僚の半年分の給料で買い取られたのは、あまりにも安すぎるだろう。先住民からマンハッタン島を譲り受けたオランダ人は、都市を大きくし、その後もビーバーの毛皮の交易基地として栄えたが、さらに大々的に栄えるようになったのは、一六六四年にオランダ人の手からイギリス人の手に渡り、ニューヨークと改名されてからである。ちなみに、オランダ人がマンハッタン島を買い取ったときは、マンハッタン島すべてということではなかった。だから、そのままマンハッタン島に住み続けている先住民もいた。ところが、イギリス人の手に渡った途端、マンハッタン島全域がイギリス人のものになってしまい、先住民は島から追い出されたのであった。
マンハッタン島は、わずか二五ドルで買い取られた?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305