見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 プラトン【ぷらとん】


元レスラーで、ムキムキの筋肉マンだった哲学者



古代ギリシアを代表する大哲学者プラトン。師ソクラテスのあとを継いで、自説「イデア論」を根底に理想主義哲学を展開した。視覚世界で丸いとか色とか美しさといった地上の固有のものが持つ感覚的存在は、普遍的なイデアから見かけの存在をもらっているにすぎないとする。よって、普遍的イデアは、理性によってのみ認識されなければならないと説いた。彼の著作は比喩やミュートス(神話)が多用されていて、後に続く哲学者たちに多くの議論を巻き起こすことになった。それだけにイデア論が今日まで様々な方向で研究され続けているのだろう。弟子であるアリストテレスの経験主義、現実主義と並び西欧哲学の二大源流となっている。アテナイの名門の家に生まれソクラテスとの交友があったという家庭は、すでにプラトンをして大哲学者に育てる環境であったということができる。しかし、そんな環境にあって彼は、早くから思索にふける青年学者ではなかった。なんとレスリング大会での優勝経験を持つ、筋骨隆々たるレスラーだったのだ。いまに残るプラトンという名前も、本名ではなく、レスリングの試合に使ったリングネームではなかったかといわれているほどである。そもそもギリシア語でプラトンというのは、「幅広い」とか「平らな」という意味である。これも彼の肉体の見かけからきたものと考えられなくはない。当時の名門家庭では、日本の文武両道よろしく、知的教育と並んで体育教育がおこなわれるのが普通で、プラトンレスリング身につけることになったのだ。そしてイストミア祭のレスリング大会で二度も優勝するのだが、オリンピアの祭典では栄冠を手にすることができなかったという。そこでやむなくソクラテス弟子入り、知的教育の成果として哲学の道を歩むことになったのだった。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820778
    0
    しおり
  •      
  •      




   


  1. 雑学大全2>ヒトの不思議>人物    >    プラトン

A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2