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 鳥取【とっとり】


地名の由来は、大和朝廷お抱えの鳥類捕獲チーム「鳥取部」



中国地方の北東部に位置する鳥取県。鳥取砂丘でもおなじみの県だ。鳥取という呼び名の由来は、はるか昔、大和朝廷の時代にさかのぼる。当時の鳥取平野は、沼や沢の多い湿地帯で、鳥が多く集まり、その鳥たちを捕獲して生計をたてる人々が住んでいた。いわゆる鳥を捕獲するプロ集団で、「鳥取部」「鳥取造」と呼ばれた。彼らは、税として捕獲した鳥を大和朝廷に献上しており、そこから鳥取平野一帯を「鳥取」と呼ぶようになったという。ほかの地域でも鳥取部のような鳥を捕獲する職業集団があったようだが、地名として残っているのは鳥取県だけである。朝廷に献上された鳥は、食用になったり、羽毛を装飾品などに利用したらしい。「鳥取部」「鳥取造」の記述は『古事記』『日本書紀』にも出てくるが、『日本書紀』の記述によると、鳥取の呼び名は一人の皇子のひと言がきっかけになっている。誉津別王子は大人になっても言葉を話さなかったが、白鳥を見た途端、「あれは何だ」と問いかけた。それを聞いた天皇は、ついに皇子が言葉を話したと大喜びし、白鳥をとってくるように命じた。急いで白鳥捕獲に乗り出したが、白鳥はなかなか捕まらず、やっと捕まえたのがいまの出雲地方あたりだった。そこで、捕まえた天湯河板挙に「鳥取造」の称号を授けたのが、「鳥取部」「鳥取造」のはじまりだったとされる。もっとも、この話とは結末の違う説話もある。ちなみに鳥取部が捕まえていたのは鳥全般だったが、タカなどの猛禽類捕獲には鷹狩部という別の専門集団がいたから、猛禽類の捕獲はしていなかったようである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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