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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
ゾウ①【ぞう】
- ゾウは死が近づくと、こっそり仲間のもとを抜け出して、ゾウだけの墓場に向かう……。そんな話がまことしやかに伝えられたこともあったが、実際には「ゾウの墓場」といったものは存在しないらしい。しかし、ゾウには、ほかの動物と違い、死んだ仲間を「埋葬」する習慣があるといわれている。ゾウは、赤ちゃんゾウの世話を群れ全体のメスがやったり、弱って歩けなくなったゾウを仲間が両側から支えてやるなど、仲間意識が強いことで知られている。その思いは、死んだ仲間にも同じように向けられるものらしい。ゾウは、仲間のゾウが死ぬと、一頭ずつそのゾウの体を鼻でなでるという。その様子は、まるで一頭一頭が仲間のゾウにお別れをいっているようで、いわゆる葬式をイメージさせる。また、死んだ仲間の体に木の枝や草、土などをかけてやるという。これは「埋葬」の行為といえるかもしれない。そのほか、死んだゾウのそばを家族のゾウたちが何日も離れず、まるで祈りを捧げるようにしていたとか、死体の牙だけを、まるで形見にするように抜いて運んでいったという話もある。鼻で死んだゾウをなでるのは、本当に死んだかどうかを確かめているだけではないか、あるいは死んだゾウの体に木の枝や草をかけてやるのは、死体に対する畏敬の念というよりも、死体が腐敗して臭くなるためではないかといった見方もあるが、ゾウが「死」というものを、ある意味では認識できている点には変わりない。しかも、こうした「死」の認識は、仲間のゾウにだけあるものではないらしく、サイの死体がゾウによって「埋葬」されたという例もあるという。
ゾウには、死んだ仲間を埋葬する習慣がある!?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305