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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
- 湿度【しつど】
- 湿度が一〇〇パーセントになってしまったら、家中が水浸しになってしまうのだろうか?この疑問を解決するには、まず湿度とは何かを知らなければならない。湿度というのは、空気が最大に含むことのできる水蒸気の量(飽和量)に対し、実際にどれぐらい含んでいるかをパーセントであらわしたものである。空気が最大に含むことのできる水蒸気量は、気温や気圧によって変化するので、同じ場所、同じ時間でも昨日と今日では異なるし、現在と一時間後でも異なるわけである。では、湿度が一〇〇パーセントになって空気が水蒸気を含みきれなくなった場合にどうなるかというと、気体である水蒸気が一部凝結して液体の水となり、空気中にあふれることになる。具体的にどういう状況かというと、いわゆる霧の状態だ。山登りをしていると、突然霧が立ち込めてきたり、少し歩いたら見通しが急によくなったりするときがあるが、これは場所によって気温や気圧が微妙に違うためである。湿度一〇〇パーセントを超えるか超えないかで、視界の良し悪しが決まってくるというわけだ。なお、この霧のように空気が白っぽくなるのには、二種類の原因がある。「大気水象」と「大気塵象」である。大気水象とは、空気が含みきれない水蒸気が目に見える水滴になって空気中にあらわれた状態のことで、大気塵象とは、煙や砂など、水以外の粒子が空気中に含まれ、それが視界を遮る現象だ。湿度が関係するのは大気水象のほうだが、おもなものには霧と靄がある。霧は前述の通り、空気中に水滴が浮遊する現象のことで、一キロ未満が見渡せない状態のことをいう。靄も霧と同じ現象のことであるが、こちらは一キロ先が見える状況のことである。
「湿度一〇〇パーセント」はどういう状態?
【出典】 |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2
- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305