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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
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・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
サンタクロース①【さんたくろーす】
- クリスマスイブの夜に、トナカイの引くソリに乗ってやってくるサンタクロースは、贈り物を持って暖炉の煙突から入ってくる。このサンタクロース像は、一七世紀にアメリカ大陸に移住したオランダ人たちが、故郷アムステルダムの守護聖人だった聖(セント)ニコラウスを、新天地に築いたニュー・アムステルダムの守護聖人にしたことから生み出されたものだ。ニュー・アムステルダムとは、現在のニューヨークである。聖ニコラウスは、四世紀頃に実在したトルコ(東ローマ帝国)の司教で、オランダ語では「シンタクラース」という。それが「サンタクロース」の語源なのだが、彼には有名な伝説がある。自分の教区の貧しい家で、三人の娘を抱えて苦労している父親がいるのを知った彼は、ある夜こっそり家を訪ね、煙突から三枚の金貨(金塊とも)を投げ入れた。その金貨のおかげで一家は救われるのだが、投げ入れた金貨がたまたま暖炉のそばに干してあった靴下の中に入ったという伝説である。この伝説からサンタクロースは煙突からやってくることになるのだが、それがいまのようなクリスマス行事と結びついたのは、後にニューヨークを手に入れた英国系移民たちが、クリスマスの日に父親が子どもたちに贈り物をすることを慣習にしたからだ。一九世紀半ばに書かれた聖ニコラウスにまつわる詩に感動した何人かの絵本画家たちが、自分たちなりの聖ニコラウス像を添えて世に問い、それが現在のサンタクロース像と子どもに贈り物をする慣習をつくりあげたといわれている。
なぜサンタクロースは煙突から入ってくるのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305