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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
埋立【うめたて】
- 風車やチューリップのかわいらしいイメージで親しみのあるオランダ。オランダの国名の語源は、オランダ語の「ネーデルラント」で、これは「低い土地」という意味である。どういうことかというと、オランダの国土の四分の一ほどは海面より下にあり、数百年前までは現在の半分以下の国土しかなかったのである。オランダの国土は、人の手で八〇〇年かけて広げられたものだった。もともとは氷河や川によって運ばれた土砂が積もってできた国土のため、三〇パーセントほどの低い位置にある湾や海水湖による洪水や浸水に人々は悩まされてきた。それを回避するためにおこなわれはじめたのが「干拓」で、オランダ独特の干拓の仕方ができ上がった。この干拓地を「ポルダー」といい、低湿地を干拓してできたオランダ独特の土地。周囲を堤防や水路で囲んで貯水・排水することによって地下水の水位をも調節できるようになっている。その干拓地の大部分は、海抜〇メートル以下で宅地や農地として利用されているものである。この干拓作業の排水に風車が使われるようになると干拓は急速に進むようになる。オランダの観光名物・風車は、干拓のための産物だったのである。その後、二〇世紀に入ると、オランダの内部に流れ込むようにあるゾイデル海の入り口部分の全長三〇キロを、すべて堤防でせき止めて、内海をつくってしまう計画がすすんだ。そしてそこにできた湖をアイセル湖といい、さらに五つのブロックに分け、そのうちの四カ所を干拓した。結果、オランダの国土の約二五パーセントは、一三世紀以降に、様々な形で国民の手によって広げられた国土ということになる。
オランダの国土は、二割以上が埋立!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305