見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 ふんどし【東京雑学研究会編】


§相撲は、なぜふんどしスタイルなのか?



世界に格闘技は数あれど、ふんどしスタイルで戦うのは、日本の相撲だけである。
動きやすいように、または着物が汚れないようにといって、あんな格好で戦っているわけではない。ふんどし一丁には、れっきとした理由がある、由緒正しいいでたちなのである。
記録に残っている最も古い相撲は、六四二(皇極天皇一)年に行われたものである。『日本書紀』に、百済からの使者をもてなすために、健児に相撲をとらせたと記されている。
六八二(天武天皇一一)年には、隼人たちが朝廷に貢ぎ物をして、帝の前で相撲をとったという。いわば、天覧相撲である。
隼人とは、南九州の先住民で、かつては朝廷と相対した間柄だった。彼らは、帝の前に出るときは、衣類をまとい、剣を帯びていたが、相撲をとるときにはそれらを脱ぎ捨て、下帯だけの姿になった。つまり、武装を解除してみせ、これからは大和朝廷に恭順することを表明したわけで、下帯だけというスタイルが、重要な意味を持ったのである。
その後、隼人たちは、相撲と歌舞で朝廷に仕えつつ、宮中の門の警護をしたり、行事に付き従ったりした。
宮中での相撲は長く続き、八世紀の聖武天皇は、全国の農村から相撲人をかり集めては、毎年七月七日に紫宸殿の庭で相撲をとらせた。
天覧相撲は、古くから農民の間で行われていた農耕儀礼の流れをくむものであり、朝廷では、この日、文人に詩をつくらせた。相撲は、単なる力くらべでもスポーツでもなく、神に仕える儀式だったのである。
相撲が、現代のようなプロスポーツの要素を持つようになったのは江戸時代からである。一六四五(正保二)年、幕府認定の相撲大会が京都で行われ、それが大坂や江戸にも広がった。そして、各藩が、お抱え力士を持つようになったのである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670853
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:ヘアマニキュア  ベートーヴェン  文壇  プロ野球  

   


  1. 雑学大全>生活>モノ    >    ふんどし
  1. ◆「ふんどし」の関連ワード

  2. ヘアマニキュア

  3. ベートーヴェン

  4. 文壇

  5. プロ野球


A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全