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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
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・先負
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
考える動作【東京雑学研究会編】
- 「あの本はどこにしまったんだっけ?」と、古い本を取り出そうとして、書棚を眺めるのではなく天井を向く。そんなところに本があるわけでもなく、置き場所のメモもしているはずもないのに、上を向く。
こんなふうに、忘れたことを思い出そうとしたり、考えごとをしたりするとき人が天を仰ぐのは、「よけいなものが目に入らないようにするため」と、神経生理学の専門家たちは分析している。雑念が入らず、思い出したり考えたりすることに集中するためだ。
たしかに、書棚を見ながら探すと、無関係な本のタイトルが次々に目に入って、懐かしくなって取り出したりしそうだ。時間もかかるし、かんじんの必要な本探しを忘れそうだ。だから何もない天井を見る。
しかし、ほかのものに気を取られたくないのなら、横を向いても下を向いてもいいはずだ。たしかに本探しならそれでもいいが、誰かと会話中のことだったら、横を向けばそっぽを向いたように受け取られるし、下を向けば困っているように見えるかもしれない。そういう心理が働くので無難な上を見るという行為を、無意識に選ぶのだそうだ。
では、集中のために、目をつぶってもいいのではないか、という気がするが、それには医学的見地からの分析が答えてくれる。上を向くと首のツボが刺激され、脳への血液循環がよくなり記憶の回復が促進され、思考力が強化されるのだそうな……。
§上を向いて考えてしまうのはなぜ?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473