-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
エアバッグ①【東京雑学研究会編】
- 最近はエアバッグを標準搭載している車が増えてきた。
エアバッグ装備の車に乗っていても、実際に自分の車のエアバッグを見たことがない人が大半だし、その恩恵に預かったことがない人も多いだろうが、エアバッグは事故が発生した途端、ものすごい素早さで自動的に飛び出し、あっという間に膨らむのである。その速度たるや、衝突の〇・〇一秒後にはエアバッグを作動させるかどうかの分析が始まり、激しい衝突だと認識するやいなや、その後わずか〇・〇五秒で作動し始めるのである。そしてエアバッグが膨らむまでの時間は、センサーが衝突を察知してから合計でたったの〇・一秒。驚くべき速度だ。
どうしてここまで素早く膨らむことができるのか?
エアバッグは、バッグ本体と、バッグを膨らませるインフレーター、衝突を感知する衝撃センサー、衝撃センサーが誤作動しないように見張る保護センサーで構成されている。衝撃センサーが察知するのは、事故の衝突そのものではなく「減速G」と呼ばれる重力である。車には慣性があるから、衝突していきなり車が停止すれば、前方に向かって重力が働く。これが「減速G」だ。人が衝突の瞬間にハンドルやフロントガラスにぶつかるのは、この減速Gが働くからである。
エアバッグのセンサーが事故だと判断すれば、エアバッグが開く。エアバッグはナイロンの袋でできていて、中にガス発生剤が入っており、コンピューターの指示を受けると、酸化剤と反応して窒素ガスが瞬間的に充満するのである。
一度開いたエアバッグは、元に戻すことは不可能で、ディーラーなどに取り替えてもらうしかない。つまりエアバッグは一回こっきりの使い捨てなのだ。
§車のエアバッグはどうして一瞬で膨らむのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
A D |
雑学大全について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473