-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
アンモナイト【東京雑学研究会編】
- アンモナイトは、アンモナイト目の軟体動物で、巻いた殻を持つ。殻は直径数センチのものから二メートルにおよぶものまであり、内部は多くの壁で仕切られ、オウムガイに似ている。アンモガイ、菊石とも呼ばれ、古生代デボン紀(約四億八〇〇万年前~三億六〇〇〇万年前)に出現し海中で大繁栄したが、白亜紀(一億四四〇〇万年前~六五〇〇万年前)末に絶滅した。
日本でも、北海道をはじめ各地で発見されており、示準化石の一つとされている。その神秘にみちた姿は、たびたびインテリア製品にもうめ込まれたりしている。
さて、アンモナイトという名の語源は、古代エジプトの太陽神、アメン(アンモン)に由来する。螺旋状に巻いた貝殻が、羊頭のアメン(アンモン)神像の角によく似ていたことから名づけられたという。
アメンは、もともとは大気・豊饒の神であった。大帝国の守護神として勢威は絶頂を極め、後にヘリオポリスの太陽神、ラーと合体してアメン・ラー(太陽神)と呼ばれ、神々の王とされた。
旧約聖書ではエジプトを代表する神とされ、ギリシア人は、最高神ゼウスと同一視したという。
神々の王の姿に由来するアンモナイト。螺旋状の貝殻の表面には、ほう合線と呼ばれる美しい模様が刻み込まれ、太古の昔を偲ばせる。なるほどその荘厳な姿は、化石の中の王と呼ぶにふさわしい。
§「神様の角」と古代エジプトの密接な関係
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
A D |
雑学大全について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473