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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
鶏鳴狗盗【けいめいくとう】
- いやしく、くだらない人間。こそ泥。こすっからい才覚のある小人物のたとえ。また、そんな人間も何かの役には立つということ。戦国時代、斉の孟嘗君は、多くの逸材を集め、評判が高かった。秦の昭王は、彼の勢力が強くなるのを恐れ、自国の宰相にと誘い、暗殺しようと企てた。孟嘗君は昭王の愛人に釈放を依頼したところ、彼女は「あなたが王に献上した白狐の毛皮が欲しい」という。そこで”こそ泥”の名人を使って毛皮を盗み出させ、そのとりなしで逃げ出した。が、途中の関所で足止め。鶏が鳴く明け方まで旅人を通さないとのこと。そこで”ものまね”上手な者が「コケコッコー」とやったら、本物のニワトリまで鳴き出して、無事に通過できたという話から出た。こうなると、小悪党も使い方ひとつということになるが、犬のようにしのび込んで盗む”狗盗”の方に重点が移り、こすい人物のたとえになった。
『史記』孟嘗君。
馬鹿と鋏も使いよう。「夜をこめて鳥のそらねははかるともよに逢坂の関は許さじ」(百人一首、清少納言)。
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:真藤 建志郎) 「 四字熟語の辞典 」 |
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四字熟語について | ||
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「四字熟語」の辞典

- 【辞書・辞典名】「四字熟語」の辞典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】真藤 建志郎
- 【書籍版の価格】1,467
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】1993年8月
- 【ISBN】978-4534020482