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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
黄粱一炊【こうりょういっすい】
- 「黄粱一炊の夢」の故事。人生の有為転変、はかなさのたとえ。唐の玄宗の時代、廬生という青年が、邯鄲(河北省)の宿で、道士の呂翁から枕を借りて寝た。それは陶器の枕で、両端に孔があいていた。彼は夢でその孔から中へ入った。--廬生は名家の娘と結婚し、とんとん拍子に出世して宰相にまでなった。位人臣を極め得意絶頂のとき、突然”逆賊”として捕えられた。無実の罪であったが、流刑となり、数年後、それが冤罪であることがわかった。皇帝は彼を呼び戻して燕国公に封じた。彼は幸福な晩年を送って死んだ。--というところで、欠伸をして眼をさますと、宿の主人が炊いていた黄粱(きび、あわめし)はまだ炊き上がってはいなかった。廬生は呂翁に感謝して言った。「貧富、栄辱、死生と、人生のあらゆることを夢で経験しました。これは先生が、私の欲をふさいで下さったものと思います。よく肝に銘じておきます」。
沈既済『枕中記』。
一炊之夢。邯鄲之夢。廬生之夢。邯鄲の夢枕。
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:真藤 建志郎) 「 四字熟語の辞典 」 |
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「四字熟語」の辞典

- 【辞書・辞典名】「四字熟語」の辞典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】真藤 建志郎
- 【書籍版の価格】1,467
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】1993年8月
- 【ISBN】978-4534020482