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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
月下氷人【げっかひょうじん】
- 結婚の仲人。媒酌人。自由恋愛、自由結婚のいま、「そんなもの不要」というカップルもいる。確かに、披露宴用の飾り物に近い例も多い。唐の一青年が旅したとき、夜ふけに月光の下で、大きな袋にもたれて読書している老人に会った。老人は青年に、袋の中にある”赤繩”を見せて、「この繩で男女の足をつなぐと、夫婦の絆ができる」と説明した。そこで青年は老人に、自分の未来の花嫁を聞いた。すると老人は「この町の野菜売りのおばあさんが抱いている赤ちゃんだ」と言い切った。十四年後、郡の長官に出世した青年は、郡の太守の娘と結婚した。若くて美しい娘だった。「あの老人の予言は、やはりウソだったか」と思ったが、念のため妻の身の上を聞いて驚いた。あの町のあの赤ん坊が、太守の養女になっていたのである。また、こんな話もある。晋のころ、占いの名人がいた。ある人が「私は氷の上に立っていた。氷の下にだれかいて、その人と話した」という夢の占いを頼みにきた。名人は答えた。「氷の上は陽、下は陰。陽と陰とが語るということは、きみが結婚の仲立ちをして、それがうまくいく前兆だ。時は氷のとけるころ」と。予言どおり、この人は太守の息子の結婚を成立させた。この月下老と氷上人とを結んで”月下氷人”となった。
『続幽怪録』、『晋書』索縄伝。
赤繩、足をつなぐ。
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:真藤 建志郎) 「 四字熟語の辞典 」 |
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四字熟語について | ||
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「四字熟語」の辞典

- 【辞書・辞典名】「四字熟語」の辞典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】真藤 建志郎
- 【書籍版の価格】1,467
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】1993年8月
- 【ISBN】978-4534020482