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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
ドライアイ・角膜乾燥症【どらいあい・かくまくかんそうしょう】
- 涙液(るいえき)は眼表面、すなわち結膜および角膜表面を潤す液体で、主涙腺(しゅるいせん)からの漿液性(しょうえきせい)分泌物のほか、結膜の副涙腺・杯(さかずき)細胞、眼瞼(がんけん:まぶた)の脂肪腺などからの分泌物などから構成されています。涙液層の厚さはほぼ7μm(1μm=0.001mm)で、最表面から脂肪層・漿液層・ムチン層の3層構造をとり、ムチン、種々の脂質、電解質、免疫グロブリン、リゾチーム、成長因子などを含んでいます。涙液の機能としては、[1]角結膜表面の乾燥を防ぐ、[2]角膜の表面を光学的に滑らかにする、[3]角結膜上皮に栄養を供給する、[4]角結膜表面の脱落上皮、代謝物や異物などを洗い流す、[5]リゾチ-ムや分泌型IgA、補体、β-リジンなどによる眼表面の感染防御機能をもつ、などがあります。
「ドライアイ」は涙液の量的不足または質的異常が原因で、様々な自覚症状とともに種々の角結膜上皮障害をきたす状態を総称したものです。「角膜乾燥症」もドライアイとほぼ同義語ですが、「ドライアイ」よりも医学的に涙液の分泌低下の程度が強く、明確な角結膜の他覚所見が認められるものを指す場合が多いようです。また「シェーグレン症候群」は原因不明の特有な乾燥症状、すなわち乾性角結膜炎と口腔乾燥症を示し、涙腺や唾液腺組織に特有な病理組織学的所見があり、しばしば自己免疫疾患(膠原〈こうげん〉病など)に合併するものを指します。
Dry Eye・Corneal Xerosis
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寺下医学事務所(著:寺下 謙三) 「 標準治療 」 |
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標準治療

- 【辞書・辞典名】標準治療[link]
- 【出版社】日本医療企画
- 【編集委員】寺下 謙三
- 【書籍版の価格】5,142
- 【収録語数】1,787
- 【発売日】2006年7月
- 【ISBN】978-4890417162