-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
いびきと睡眠時無呼吸症候群【いびきとすいみんじむこきゅうしょうこうぐん】
- いびきは「睡眠時に起こる異常な呼吸音」と定義され、発生源は上顎(あご)の奥にある口蓋垂(こうがいすい)および軟口蓋(なんこうがい)周囲の粘膜であり、睡眠中の呼吸に伴い過剰に振動するためにあの独特な音が出ます。それはあたかも旗が強風にパタパタとはためく様子に似ています。その原因は、就寝中に鼻が詰まることによる口呼吸や、扁桃腺肥大、肥満などによる口峡部の狭小化(図1)、あるいは上気道全般の狭窄(きょうさく)です。
ところで、いびきを「かく」といいますが、国語辞典によると「かく」とは「望ましくない状態を呈すること」という意味もあるそうです。それでは、どのように望ましくないのでしょうか。いびきだけの場合、周囲の人はともかく「本人は寝ていてわからないのだからいいじゃないか」という意見があるかもしれません。しかし、気道の狭窄により音が発生するのですから、長期間いびきが続くと換気低下が起こるため、呼吸機能、ひいては血液循環機能に影響が出てきます。そして一番の問題は、「いびきをかく人の多くは睡眠時無呼吸を伴っている」ということです。実際、睡眠時無呼吸症候群により、米国では年間4万人近くが死亡しているという報告もあります。
Snoring & Sleep Apnea Syndrome

【出典】![]() |
寺下医学事務所(著:寺下 謙三) 「 標準治療 」 |
▼お隣キーワード:睡眠時無呼吸症候群の治療 ナルコレプシー
A D |
標準治療について | ||
|
関連電子書籍 | ||||||
|
この言葉が収録されている辞典 |
標準治療

- 【辞書・辞典名】標準治療[link]
- 【出版社】日本医療企画
- 【編集委員】寺下 謙三
- 【書籍版の価格】5,142
- 【収録語数】1,787
- 【発売日】2006年7月
- 【ISBN】978-4890417162