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 徳川光圀【とくがわみつくに】


黄門様は若い頃、色白イケメンの不良少年だった!?



徳川光圀イメージというと、すぐ思い浮かぶのが、格さんと助すけさんを連れた、善良そうなおじいさんであるが、実は諸国漫遊などはせず、水戸藩主として藩の基礎を築き、『大日本史』の編纂にも力を入れた名君だったとは、いまや多くの人の知るところとなっている。しかし、若いときの光圀は、色白で鼻筋の通った、まれに見る美男子で、いわゆる不良だったことはあまり知られていないかもしれない。若い頃の光圀はあまり学問もせず、三味線や琴を好み、派手に染めた木綿の小袖にビロードの襟をつけたものを着て、大手を振って歩いていたという。身分の低いものや弟たちの前で猥談をし、頻繁に遊郭に出入りし、隅田川の遊びに明け暮れていたとも伝わる。しかし、光圀一八歳のとき、司馬遷の『史記』伯夷伝を読んで感銘を受け、これにより学問に精を出すこととなる。その後、兄(頼重)を差し置いての世子(跡継ぎ)となったことで、光圀は複雑な気持ちを抱いていくことになった。後に光圀は、兄の子(綱方)を養子にむかえて世継ぎとしたが、早世したためその弟の綱條を養子にむかえた。また、側室との間に生まれた実子(頼常)は兄の養子に出していた。誰でも、自分の子を世継ぎにしたい気持ちは持つだろうが、そうした感情を断ち切り、筋を通したのである。また、藩主時代の光圀はたいへんな名君であった。悪徳高利貸し取り締まり、年貢の査定を役人でなく庄屋などに一任した。さらに水害から守るための治水工事をし、医者にも行けない貧しい者のために薬草で薬をつくり、農民たちに分け与えた。殉死の禁止や社寺改革なども積極的におこなった。いわゆる『水戸黄門漫遊記』の原型が編纂されたのは幕末から明治初期にかけてといわれる。光圀が弱者の味方、正義のヒーローとして登場するのは、このような史実が理由になっているものと思われる。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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