見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 遠山の金さん【とうやまのきんさん】


実際の金さんの刺青は、女の生首!?



「桜吹雪」の刺青(入れ墨)を見せて大見得を切り、悪人どもを降参させて一件落着となる『遠山の金さん』は、人気のテレビ時代劇である。「遠山の金さん」こと遠山金四郎景元は実在の人物であるが、このドラマに描かれた「金さん」とは異なる事実が少なくない。まず裁きの場面であるが、御白州は中庭のような屋外ではなく、奉行所の屋内にあった。しかも、縁側から御白州に降りる階段など存在しなかったから、階段の途中で大見得を切ることは不可能だったのだ。さらに、町奉行が立ち上がって刺青を見せるなどという行為が、そもそも許されるはずもなかったのである。また、町奉行が直接容疑者にいろいろ尋問するのも事実とは異なる。取り調べは、吟味方与力という専門担当者が牢屋敷で取り調べるのが一般的であった。こうして罪状が固まると、御用部屋同心が判決文を作成し、そのうえで、御白州に町奉行が主座し、裁きが下されたのだ。この間、何か嫌疑があれば、町奉行間接的容疑者に問いただし、直接話しかけることはなかったという。判決も即座に申し渡されるのではなく、とくに重刑は幕府の老中からあらかじめ許可を受ける必要があったという。こうしてみると、『遠山の金さん』は、やはり劇にすぎない。しかし、遠山金四郎景元が肩に刺青をしていたのは本当だったようだ。金四郎の父である遠山景晋は養子であったが、養子に入った後で養父に実子が誕生した。このため景晋はこの実子を養子にむかえ、景元に家督を譲らなかった。その後、景元はこの実子の養子となって遠山家を継ぐ。このややこしい家庭環境もあって、景元は青年時代を家出同然で過ごす。肩の刺青は、青年時代に放蕩生活をしていたときに彫られたようである。しかし、その絵柄は桜吹雪ではなく、「女の生首が髪を振り乱した巻物の絵柄」だったらしい。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820609
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:徳川家斉  徳川綱吉  遠足  トウモロコシ②  

   


  1. 雑学大全2>そーだったんだ!>フィクション    >    遠山の金さん
  1. ◆「遠山の金さん」の関連ワード

  2. 徳川家斉

  3. 徳川綱吉

  4. 遠足

  5. トウモロコシ②


A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2