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 元号②【げんごう】


いったい誰が決めたの? 「平成」の元号



一九八九年一月七日、昭和天皇の崩御とともに新天皇が即位し、新たな元号「平成」が発表された。さて、この元号は、いったい誰が決めているのだろうか。結論からいってしまうと、「非公表」。正式には誰が決めたかは知らされていないし、個人の責任において決定されるものではないようだ。これまでの歴史をたどると、実は明治以前は天皇一代の間に何度も改元することが稀ではなかった。明治の改元のときに、「一世一元」の制が定められて以後、大正、昭和、平成と続いているのである。明治の改元の際には、儒官があらかじめ選んでおいた複数の元号案を、天皇が神前において籤を引いて選定したといわれているが、現在では、政府の発表によれば、総理大臣が若干名に考案を委嘱し、考案者から出た候補名を総務長官が整理し、官房長官と法制局長官が協議して原案を選定する。それを閣議で協議し、衆参両院の正副議長に意見を聞き決定となる。「平成」は、国文学、漢学、東洋史などを専門とし、なおかつ文化勲章受章者や文化功労者学士院会員などから五人前後が選ばれて選定したという。非公式ながら、一九九〇(平成二)年一月に、竹下元首相が講演の際、「平成」は陽明学者の安岡正篤氏の案だったと述べている。安岡氏は、東洋哲学を独学で勉強し陽明学者として活躍し、戦後は歴代の首相から師と仰がれた人物である。晩年に安岡氏が、「内平らかに外成る」という『史記』の文言を周囲によく示していたことから、真実は政府のみぞ知るで定かではないのだが、おそらく元号法が制定された際に安岡氏が発案したのではないかと、まことしやかにいわれている。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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