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 キタ・ミナミ【きたみなみ】


大阪の「キタ」と「ミナミ」って、いったいどこ?



大阪では「キタ」とか「ミナミ」といった分け方をよくするが、どのような違いがあるのだろうか。当然ながら、「北区」「南区」といった、行政的な区割りではない。イメージとしては、「キタ」は洗練されていて、ちょっと高級な感じで、「ミナミ」は、いかにも大阪らしい、雑然とした町並みで活気に満ちているといった感じだ。大阪のシンボルの一つでもある「くいだおれ人形」や大きなカニを模した看板などは、「ミナミ」にある。明確な境は存在しないが、一般に、梅田を中心とした福島、天満などが「キタ」、道頓堀を中心とした心斎橋や難波、天王寺、阿倍野あたりを「ミナミ」と呼んでいる。距離的にはそれほど離れていないにもかかわらず、まったく対照的な町の性格になったのは、歴史的な事情からである。大阪は商人の町だが、商売をするには地元の人間だけではできない。取引先が必要である。そのため大阪は、古くから大阪以外の人々が集まり、交易する場所があった。その中心になったのが「キタ」の界隈である。近世に入ると、「キタ」一帯は、各藩の蔵屋敷が立ち並んだ。その後は大企業がオフィス構えるようになり、どちらかというとホワイトカラーの町といった色あいが濃くなっていった。そして、社用で近くの飲食店を使う場合が多いことから、「キタ」の飲食店は上品で高級な、接待用の店が多く軒を連ねることになった。一方、「ミナミ」は「キタ」よりもはるかに古くから栄えた地域で、地元の人々が多い。そのため、古くから商売を営んでいる自営業などが多い。また、明治時代以降は、花街が発達し、芝居小屋街や宿場などが並んだ。地元住民は河内や和泉の出身者が多く、言葉も多少荒削りな感じがする。そこから、いかにも「こてこての大阪」といったイメージができあがっていったのである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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