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 ヴ【ぶ】


「ヴ」という表記の「福沢諭吉発明」説はウソ?



「ヴ」という表記。アルファベットの「B」ではなくて、「V」を発音する外来語などのときによく使われる。「ビーナス」より「ヴィーナス」のほうが美しい感じがするし、「ベール」を脱ぐよりも「ヴェール」を脱ぐほうが神秘的な感じがするから不思議なものだ。日本の外来語に与えた影響は非常に大きいと思うが、こんな表記にも、やはり最初に発明した人がいる。通説では、福沢諭吉が英語の「V」に相当する発音に「ヴ」を当てることを発明したといわれているが、この説は、実は福沢諭吉自身が「自分が発明した」と記述しているため、その説が広まったにすぎない。よく調べてみると、諭吉が「発明」するかなり前から、オランダ語の「W」を「ウ゚」と表記をする工夫などが柳河春三の文中に見えたり、その昔、新井白石の『東雅』でも中国語の音を「ヴ」で表記している部分があることがわかっている。一八六七(慶応三)年刊行の柳河春三による『洋学指針英学部』によると、「?、?、ヴ、?、?。あるいはヴワ、ヴヰ、ヴ、ヴヱ、ヴヲの仮名を用ふることあり」とも書いてあり、むしろ幕末の洋学者である柳河や福沢は、発明したというよりも、その「ヴ」の表記を世に広めたという役割のほうが大きいのだ。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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