見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 フィルターバブル





 情報が「フィルターfilter)」を通して提供され、その理解が自分自身の文化的・思想的な皮膜(bubble)の中に閉じこもる状況を表した言葉で、2011年にインターネット事業家イーライ・パリザーによって同名の著書として公開された。

 インターネット検索で得られる情報が、フィルターとしてユーザの嗜好や検索履歴に合わせてカスタマイズ表示され、得られる情報自体に偏りが生じてしまうことや、それがユーザによる「確証バイアス」によって、さらに加速される状況を表す。
 「確証バイアス」とは心理学用語でいう認知バイアスの一種で、仮説や信念の検証時、自分が支持する情報ばかりを集め、反証される情報を無視してしまう傾向のこと。

 イーライ・パリザー(Eli pariser)はインターネット事業家で、2011年の著書出版の翌年に「Upworthy(アップワーシー)」というインターネットメディアの共同創業者の1人。オンラインニュースサイトとして、同姓婚や世界の貧困問題などリベラルで社会意義のある情報の提供をミッションに掲げ、ソーシャルメディア上でシェアさせる事に重点を置いて展開し、14ヵ月で3000万UUという爆発的なスピードで成長した。日本でも広まっているキュレーションメディアやバイラルメディアの元祖でもある。

 著書は2011年に米国で出版された後、翌年日本語訳版として邦題「閉じこもるインターネット」として発売され、そして2016年に文庫化される際に元の言葉「フィルターバブル」に変更されている。パリザーは同著の中で、好みに合わせたカスタマイズは「フィルターに囲まれた世界」をつくり、視野を広める情報に触れる機会を失い、結果的に自分のためにもならず、民主主義にも悪影響を及ぼすことになる、と警鐘を鳴らしている。(2017/2,KK)

【出典】 時事用語のABC(著:時事用語ABC編集部)
時事用語のABC

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14425665
    0
    しおり
  •      
  •      




   


  1. 時事用語のABC>社会>社会問題    >    フィルターバブル
  1. ◆「フィルターバブル」の関連ワード

  2. 内心の処罰

  3. ニセ電話詐欺

  4. 舌下免疫療法

  5. キイトルーダ


A D

時事用語のABCについて
今の社会が見えてくる話題のキーワードをやさしい言葉でわかりやすく解説しています。情報協力:松山大学檀研究室。社会貢献活動の一環としてメールマガジンなどのサービスを展開中。就職活動や資格試験のほか、教養・雑学の情報源として多く利用されている。
この言葉が収録されている辞典

 時事用語のABC


  • 【辞書・辞典名】時事用語のABC[link]
  • 【出版社】Ea,Inc.
  • 【編集委員】時事用語ABC編集部
  • 【書籍版の価格】
  • 【収録語数】
  • 【発売日】
  • 【ISBN】










関連辞典
時事用語のABC 時事用語のABC