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 仮名暦・地方暦【かなれき・ちほうれき】


仮名暦・地方暦とは何か



◆仮名暦は官暦の大衆版
 平安時代の『延喜式』などによれば、昔の宮中では毎年一一月一日に翌年の暦を天皇に献上する儀式が行なわれた。これを御暦奏という。天皇・皇后・皇太子に献上する暦は「具注御暦(御暦)」と呼ばれ、それを書写した「頒暦」は有力公家に配られた。
 御暦、頒暦ともに内容的に同じものだが、日の吉凶などを記した暦注は漢文で書かれていたので庶民には読むことができない。そこで後世、頒暦を仮名書きしたものが現われ、これが庶民の間に出回って「仮名暦」と称された。日本の暦は天皇の暦のお下がりとして普及
したのである。日本における暦の普及史は、およそ次のような四段階に分けられる。
【初期官暦期】
 奈良時代~平安時代(八~一二世紀)。漢文の官暦(具注暦)が宮中や官庁でのみ使われ、まだ民間に普及していなかった時代。
【仮名暦普及期】
 平安時代末期~鎌倉時代(一二世紀半ば~一四世紀)。漢文の具注暦を仮名書きにした仮名暦は、初めは宮中の女官に使用され、のちに庶民の間にも広まった。書写では需要に応じきれないので、鎌倉時代には木版印刷による版暦も発行されるようになった。
【私暦氾濫期】
 朝廷の権勢が衰えるにつれ、一五~一七世紀頃、各地の神社などで官暦とは独立したさまざまな私暦がつくられた。当時の私暦として次のようなものがある。
・京暦/官暦の民間版として京都で使われたのが京暦。このほか、畿内には奈良の陰陽師が発行した南都暦(奈良暦)、伊勢の賀茂家が発行した丹生暦などがあった。
・三島暦/伊豆の三島神社が発行、主に関東で使われた。京暦よりも起源は古いといわれる。大宮暦(武蔵)、鹿島暦(常陸)、会津暦(奥州)などもつくられた。
・江戸暦/徳川幕府が江戸に開かれると、江戸町民によって江戸暦がつくられた。仙台暦、泉州暦も江戸初期の暦である。
大経師暦/江戸初期は暦の販売競争や暦印刷の利権争いが激化した。京都には暦印刷の特権を得た専売業者(大経師)が生まれ、彼らが発行する印刷暦は大経師暦と呼ばれた。
・伊勢暦/伊勢神宮の神職である御師が無料頒布した暦。お伊勢参りの宣伝・勧誘を兼ね、大麻(お札)といっしょに全国に配られたため、売暦である大経師暦は大打撃をこうむったといわれる。
【幕府統制の時代】
 全国に私暦が氾濫して月の大小・閏月の置き方などがまちまちとなっていたため、徳川幕府は貞享暦の施行(一六八五年)後に、暦を厳重な統制下に置き、頒暦は幕府天文方の許可を受けた一定数のものに限定された。こうして初めて日本全国で統一した暦が使われるようになった。

【出典】 日本実業出版社(著:吉岡 安之)
暦の雑学事典

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  • 【辞書・辞典名】暦の雑学事典[link]
  • 【出版社】日本実業出版社
  • 【編集委員】吉岡 安之
  • 【書籍版の価格】1,404
  • 【収録語数】198
  • 【発売日】1999年12月
  • 【ISBN】978-4534030214










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