『産業再生機構(さんぎょうさいせいきこう)』の意味と定義(全文)

今日のこよみ
・2019年(平成31年/猪) ・12月(師走/December) ・19日・木(Thursday) ・二十四節気 ┣｢大雪｣から12日 ┗｢冬至｣まで3日・先負・十支：庚(かのえ) ・十二支：寅(とら) 月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)

気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ

※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします送信

産業再生機構【さんぎょうさいせいきこう】: 株式会社産業再生機構法に基づいて2003年4月に設立された特殊会社。金融機関の不良債権と化した不振企業を買い取り、それを再建することを通じて、日本経済を活性化することを目的としている。

産業再生機構は、2005年3月31日の債権買取申込期限を迎えるまでに、41件=総額約1兆円（元本ベース）分の債権（企業）を買い取った。その中にはダイエー、三井鉱山、カネボウ、大京、ミサワホームホールディングスといった大企業や、鬼怒川グランドホテル、金谷ホテル観光等の地域密着型企業が含まれている。

こうした企業の再建がスムーズに進めば問題はない。しかし万一再建に失敗した場合、産業再生機構が調達した資金には政府保証が付されているため、最終的には国民負担で同機構の損失を穴埋めする羽目になりかねない。

なお産業再生機構は、2005年4月以降「3年以内」に買い取った企業を再建･売却してその活動を終える予定となっている。