見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 フェルメール【ふぇるめーる】


子育てで忙しく、生涯で三〇点しか描けなかった画家



一七世紀のオランダ絵画を代表する画家ヨハネス・フェルメール。市民の日常を何気なく描いた彼の室内風俗画は、やわらかい光と独特の構図が特徴で、世界中にファンが多い。ファンを引きつける魅力の一つに、作品の少なさという神秘性もあるのかもしれない。現在、彼の作品とされている作品は世界中に約三〇点しかないのだ。フェルメールは、一六三二年にオランダのデルフトで生まれた。父の死後、彼の美術商の仕事を引き継いだとされる。彼の作品が少ない理由の一つとして、絵は親しい人物からの依頼で描いていたもので、画家としてよりも美術商として生計をたてていたのではないかというものがある。彼には、収入が不安定な画家として絵だけを描いてはいられない理由があったのだ。一六五三年に画家組合に入会後、彼はハウダ出身のカタリーナ・ボルネスと結婚。二人は子宝に恵まれ、なんと一一人の子どもを抱えることとなった。彼らの養育費を稼がなくてはならなかったため、フェルメールは創作活動に没頭することができなかったのかもしれない。フェルメールは一六七五年にデルフトで死去。その直後にフェルメール家は破産し、彼の作品を含む多くの美術品は売りに出されてしまった。極度の寡作ということもあり、その後フェルメールの名は美術界ですっかり忘れ去られてしまうこととなってしまった。いまでこそ不動の人気を誇る彼が、再び世界で注目されるようになるのは、フランス人批評家トレが彼の作品を再発見する一八六六年。没後二〇〇年近く経ってからのことであった。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820758
    0
    しおり
  •      
  •      




   


  1. 雑学大全2>趣味>芸術    >    フェルメール

A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2