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テレホンカード【てれほんかーど】
- テレホンカードが誕生したのは一九八二(昭和五七)年のことだ。カード式の公衆電話の第一号機が東京・数寄屋橋公園に設置され、同日中に渋谷、新宿、羽田空港、大阪空港などに約六〇台が設置された。同時に発売されたテレホンカードを使って電話をかけてみたいという人が町にあふれたという。テレホンカード登場の一〇年前、黄色の公衆電話がデビューした。この電話は一〇円硬貨に加え一〇〇円硬貨が使えるというものだった。これは遠距離電話や長電話には便利だという反面、おつりが出ないという欠点があり、苦情が殺到してしまった。そこで、おつりが出る公衆電話も検討されたが、コストがかさむために見送られた。そこでキャッシュレスの公衆電話の開発がはじめられた。当初、その方法として考えられたのは、テレホンカードのような磁気カード方式のほか、クレジットカード、定期券方式などがあったという。当時、イタリアやイギリス、フランスなど各国でもキャッシュレス公衆電話について検討されていたが、実際に実用化されたのは日本とイタリアのみで、いずれも磁気カード方式が採用された。また、テレホンカードは金券ではないため、金額を印字することができなかった。そこで考えられたのが「度数」である。一〇円を「一度」に置き換えることで、そのカードが何円分使えるかを示したのである。日本初のテレホンカードは五〇度数(五〇〇円)、一〇〇度数(一〇〇〇円)、三〇〇度数(三〇〇〇円)、五〇〇度数(五〇〇〇円)の四種類が発売され、その図柄は岡本太郎の「遊ぶ字シリーズ」と、数字を模様化した標準タイプの二通りが用意された。かつては贈答用としても重宝されたテレホンカードだが、携帯電話の普及とともに、いまでは町中で公衆電話を探すことすら難しい時代になっている。
誕生のきっかけは、おつりが出ないことへの苦情
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305