-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
賽銭【さいせん】
- 初詣の参拝者ランキングで、ほぼ毎年トップとなる明治神宮。正月三が日だけで三〇〇万人以上、年間では八〇〇万人以上が参拝するという。この参拝者が平均一〇円のお賽銭を投げ込んだとすると、年間のお賽銭総額は八〇〇〇万円以上、平均一〇〇円なら八億円以上という計算になる。さて、神社に集まるお賽銭には税金はかかるのだろうか。答えは、宗教法人のため非課税である。宗教法人は、収益事業から得た収益以外の収益には税金がかからないのである。ほかにも、銀行利子など法人所得税、「もっぱら宗教本来の用に供されている境内地、境内建物」に対する固定資産税、不動産取得税なども非課税だ。ただし、宗教家個人の所得に対してはもちろん税金はかかる。決算になると寝ないで収益を計算し税金を納めている企業や、給与明細の税金部分がどんどん増えていくことを嘆く多くのサラリーマンから見れば、うらやましい限りだが、もともとお賽銭は、神への感謝をあらわすためのものである。ここには、神への感謝とともに、自分の罪をはらい清めてもらうといった意味あいもあるから、お賽銭の非課税に腹を立てるのは筋違いだろう。といえばかっこいいが、お坊さんにも筋違いにならないように行動してほしいものだ。ちなみに一般的な神道の丁寧な参拝方法は、「一揖二礼二拍手一礼一揖」。まず軽くお辞儀をし、鈴を鳴らして身を清め、お賽銭を入れる。そして深く二回お辞儀をし、二回柏手を打ち、願いごとをしながら一回深く辞儀をする。最後にもう一度軽くお辞儀をする。
何億円もたまることがある神社の「お賽銭」に税金はかかるの?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
A D |
雑学大全2について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305