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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
経度【けいど】
- 高知県高知市の江ノ口川のなかに、点がある。東経(西経)一一一度一一分一一秒、北緯(南緯)一一度一一分一一秒の地点にはかなわないが、経緯度で同じ数字が一二個も並ぶ地点は、陸上に限定すれば世界中を探してもたった九カ所、日本では、もちろん、この地点だけなのである。そこで高知市がはじめたのが、「地球33番地フェスティバル」という企画。しかも、この企画を行政で大規模に宣伝しはじめたのは平成「三」年というから凝っている。翌年には、三三三万円の予算を計上、三三三匹のコイを購入し、三月三日に江ノ口川に近い小学校の三年三組の児童三三人で川に放流させた。実は、この「地球33番地」は、もう少し前からあった。一九六二(昭和三七)年、高知ロータリークラブがモニュメントを建立し、地球33番地宣言をおこなっている。モニュメントはかなりの大きさで、高さが五メートル、三角測量の三脚をかたどり、上部は宇宙に向かい手を広げたような形になっている。当時はまだテレビなどが普及しておらず、ラジオが中心の時代。台風の多い高知市に台風上陸の情報が入っている場合など、モニュメントが緯度や経度の目印となったり、市民が「東経」「北緯」などの言葉に興味を持ってくれればという思いから建てられたのだという。正式な地点は、江ノ口川の河口付近のほぼ中央で、こちらには地球儀をかたどったようなトロフィー型のシンボル塔が建っている。一九九六(平成八)年には、このモニュメントの西側を南北にはしる道路に「地球33番地通り」という名前もついた。これから高知市を訪れるなら、この通りを見学してみるとよいだろう。
北緯三三度三三分三三秒、東経一三三度三三分三三秒の地
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305