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地球の重さ【東京雑学研究会編】
- 人間の体重なら体重計に乗ればすぐに測れるし、象やトラックだって、今の技術力を持ってすれば重さぐらいは簡単に測ることができる。でも、もっとどんどん大きくなって、秤に乗せられないものを測るのは大変なことだ。それが地球ともなれば、もちろん秤で測ることなんてできないし、重さを知ることは不可能としか思えない。
なのに、地球の重さは、「六×一〇の二四乗キログラム」であると判明しているのである。これは一体どうやって測ったのだろうか。
この膨大で不可能とも思える計測を可能にしたのはニュートン。「物体はその質量に比例した引力で、ほかの物体を引っ張る」という「万有引力の法則」によって弾き出された数字なのである。
実際にどうやるかといえば、重さ一グラムの物体と砲丸を用意し、まずは地球の表面に置かれた一グラムの物体に働く地球の引力を測る。その上で一グラムの物体に対する砲丸の引力を調べるのである。その結果、地球の引力が砲丸の引力のX倍だったとすれば、地球の質量は、砲丸の重さのX倍だということになるわけである。
この理論をもとに、実際に実験して計測に成功したのは、一八世紀末、イギリスの物理学者で科学者のヘンリー・キャベンディッシュだ。ニュートン没後五八年目のことで、計測する方法を生み出したニュートンは、自分では地球の重さを知らないままこの世を去ったのである。
§地球の重さの正しい測り方
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473