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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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・19日
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
- グレゴリオ暦【ぐれごりおれき】
- ◆グレゴリオ暦のずれは三三〇〇年に一日
地球の公転軌道は円軌道ではなく、太陽を焦点の一つとする楕円軌道である。地球が太陽に最も近づく近日点を基準とする近点年は恒星年にほぼ等しいが、それでも〇・〇〇三二日(約四・六分)長くなっている。これは諸惑星の引力によって地球の楕円軌道がずらされるからである。これを摂動といい、約一一万年の周期をもつ。
<年の種類:一年の日数:基準>
○恒星年:三六五・二五六四日:恒星
○近点年:三六五・二五九六日:近日点
○太陽年(回帰年):三六五・二四二二日:春分点
春分点を通過した太陽が再び春分点にもどるまでの時間を太陽年(回帰年)といい、暦の一年(暦年)はこの太陽年に基づいている。太陽年は恒星年よりも、〇・〇一四二日(約二〇分)短い。これは歳差と呼ばれ、西暦前二世紀のギリシアの天文学者ヒッパルコスによって初めて発見され、のちにニュートンが力学的に説明した。
歳差が発生するのは、月と太陽の引力により地軸がコマの首ふりのような運動をしているからだ。ただ、歳差は約二万六〇〇〇年というゆっくりとした周期なので、地上からは春分点が毎年、わずかずつ西に移動するように観測される。
暦の上の一年を暦年といい、暦法によって一暦年の平均の長さも次のように異なる。
<暦の種類:一年の平均日数>
○太陰暦:三五四日
○ユリウス暦・中国の四分暦:三六五・二五日
○グレゴリオ暦:三六五・二四二五日
毎年、観測される太陽年の平均をとって一年の長さ(平均太陽年)を決め、これと暦年を調和させているのが現行のグレゴリオ暦である。グレゴリオ暦の一年の平均日数三六五・二四二五日は太陽年の三六五・二四二二日よりも、〇・〇〇〇三日だけ長い。つまり、約三三〇〇年で一日のずれが生じることになる。
1年の長さもいろいろ
【出典】 |
日本実業出版社(著:吉岡 安之) 「 暦の雑学事典 」 |
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暦の雑学事典について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
暦の雑学事典
- 【辞書・辞典名】暦の雑学事典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】吉岡 安之
- 【書籍版の価格】1,404
- 【収録語数】198
- 【発売日】1999年12月
- 【ISBN】978-4534030214