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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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・先負
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
卵巣嚢腫【らんそうのうしゅ】
- 卵巣は、人体のうちで最も様々な種類の腫瘍ができる臓器です。広い意味での卵巣嚢腫は、液体が卵巣内にたまった「貯留嚢胞(ちょりゅうのうほう)」と呼ばれるものと、「腫瘍(しゅよう:新生物)」に分けられますが、貯留嚢胞は、数カ月以内に自然に消えることが多く、本当の卵巣嚢腫ではありません。一方、腫瘍は、嚢胞性腫瘍(中に液体のみがたまった腫瘍)と充実性腫瘍(塊〈かたまり〉があるもの)に分けられ、卵巣にできた良性の嚢胞性腫瘍を「卵巣嚢腫」と呼んでいます。卵巣嚢腫は、卵巣腫瘍全体の約80%を占めています。
主な卵巣嚢腫には、淡黄色透明のさらさらした液体が溜まった「漿液(しょうえき)性嚢胞腺腫:serous cystadenoma」、どろっとしたムチンと呼ばれる粘液が産生される「粘液性嚢胞腺腫:mucinous cystadenoma」、脂肪や歯、髪の毛などが詰まった「成熟嚢胞性奇形腫(皮様嚢腫):mature cystic teratoma」があります。また、子宮内膜症によってできる「卵巣チョコレート嚢胞:chocolate cyst」(卵巣に発生した内膜症組織から月経と同時に出血し、血液が貯留していってできるもの)も、卵巣嚢腫の1つとして扱われています。
Ovarian Cystoma
【出典】![]() |
寺下医学事務所(著:寺下 謙三) 「 標準治療 」 |
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標準治療

- 【辞書・辞典名】標準治療[link]
- 【出版社】日本医療企画
- 【編集委員】寺下 謙三
- 【書籍版の価格】5,142
- 【収録語数】1,787
- 【発売日】2006年7月
- 【ISBN】978-4890417162