『気管支喘息（小児）(きかんしぜんそく（しょうに）)』の意味と定義(全文)

今日のこよみ
・2019年(平成31年/猪) ・12月(師走/December) ・19日・木(Thursday) ・二十四節気 ┣｢大雪｣から12日 ┗｢冬至｣まで3日・先負・十支：庚(かのえ) ・十二支：寅(とら) 月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)

気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ

※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします送信

気管支喘息（小児）【きかんしぜんそく（しょうに）】: 　喘息は、何らかの原因で気管支の筋肉が収縮して狭くなり、同時に気道に痰（たん）などの分泌物が増えてつまるため呼吸困難を起こす病気です。
　小児の気管支喘息は成人の喘息に比べてアレルギー体質が原因のことが多くなっています。90～95％がアトピー型と呼ばれるもので、特定のアレルギー原因物質（アレルゲン）に対するIgE（免疫グロブリンE）抗体が認められます。アレルゲンとして多いのは、ほこり、ダニ、カビ、花粉、ペットの毛、タバコの煙などです。天候の変化やかぜなどのウイルス感染も発作の引き金になります。近年、喘息の本体は慢性の気道の炎症であり、これに伴って気道の過敏性が起こり急性の気管支の狭窄（きょうさく）や分泌物の増加をきたすと考えられるようになりました。この概念に従って、喘息の治療は急性の発作を抑えるだけでは不十分で、慢性の気道の炎症を治療することが重要とされるようになり、ガイドラインが作成されて治療方法が大きく変わってきています。